すると瞬時に、朋貴のバカデカイため息を喰らわされた。


「しただろうが!お前A組の二階堂の事、ヒッデェフリ方したろ!?」


A組の…二階堂……?


「もしかしてその二階堂って、茶髪の身長高めの女の事?」


「そうだよ!さっき二階堂が泣きながら女友達にお前にフラれた状況話してるの聞いて、呆れたわ!お前マジで二階堂同中だったの覚えてねぇの!?」


マユをつり上げて怒ってるらしい朋貴の質問に、1回だけ頷く。


朋貴は顔を掌で覆って、ガックリと項垂れていた。


「ヒデェ…フるだけならまだしも、そこまで言うとは………」