ヤベェ、オレ桃妃ちゃんほったらかして那由との電話に夢中になっちゃってたよ!!


「あ、あの桃妃ちゃんごめん!ほったらかして………」


急いで桃妃ちゃんの方を振り向くも、桃妃ちゃんは俯いてて顔が見えない。


オレの背中に冷や汗がツーーッと伝った。


どうしよう…怒らせた!?


「桃妃ちゃんあのさぁ、実は明智家で月曜日オレの誕生パーティーするんだ!良かったら来てよ!」


16になるって言うのに誕生パーティーなんかカッコ悪いって思ってたけど、どうにか桃妃ちゃんの機嫌をなおそうと必死なオレ。


でも彼女は変わらず無言のまま。