驚いたオレは、道端という事も忘れて大声を出す。


後ろで桃妃ちゃんが体を小刻みに揺らして反応していたなんて、全く気づかなかった。


『うん。多分月曜日、隼斗の誕生日だからじゃないかな?』


「そっかぁ。お前もオレの誕生日祝ってくれんのかっ!」


懐かしいなぁ――――…那由がオレの誕生日祝ってくれるなんて、何年振りだ?


イヤ那由には毎年誕生日プレゼント貰ってるけど、一緒に祝うって言ったら……3~4年振り位かもしれない。


『隼斗って、今年の誕生日プレゼント何がいいとかある?』


「えーーー、別に何でもいいよ」