確かにあの元気な笑顔を持つイケメンに群がる女の子がいる事は、素直に納得出来る。


だけど今まで話した事1度も無いし、いきなり見知らぬ女に話しかけられたって明智君ももう1人の男の子も、きっと迷惑だろうし……別にいいでしょう。


「そんな事より宿題宿題。さっさと終わらせてテレビ観ようっと!」


男子2人がいる公園から段々と遠ざかり、家に到着。


これからも明智君と関わる事なんか無いと思っていたのに………


『絶対彼女にすっからね!!』


人生って、何があるか分からない。


私はもうすぐ、それを嫌と言う程実感する事となる。