普段オレはある程度の騒ぎなら普通に挨拶交わすし、それ以上になっても注意するだけ。


なのにいきなり暴言を吐いた為、皆口々に好き勝手言っていた。


「何とでも言え。オレは桃妃ちゃんに嫌われなければいいんだ」


あんなヤツ等に何言われても構わない、どうでもいい。


でも桃妃ちゃんに“最低”とか言われたら、オレショックで死んじゃう。


ここに朋貴がいたらフォローしろとか喚くんだろうけど、あの女の子達は桃妃ちゃんじゃないので、ほっとく事にした。


その時、フワッと甘い香りがオレの鼻に届く。


「!!この香りは……」