女同士の醜い言い合いが展開される中、オレは窓の外を眺める。


6月に入り、日差しはポカポカってよりサンサンって感じになって来ていた。


「離れろっつってんだろ……」


えーーー…皆様、どうしてオレがこんなに女子達に囲まれているかと言うと……


『桃妃ちゃん、一緒に帰ろーー』


『ムリです。他の子とお帰り下さい』


オレは朋貴が言うにはイケメンな方らしく、告白される事が多かった。


でもその全てを断り、ずっとフリーだったオレ。


しかし桃妃ちゃんにアタックする様になってから、なぜかオレの人気は下がる所か急上昇。