「じゃあ全部オレの早とちりかよ……あ~~~カッコ悪い!!」


髪の毛をグシャグシャに掻きむしる明智君に合わせて、私もしゃがむ。


「大丈夫?」と言うと、数秒の間の後、明智君が私を抱きしめた。


「キャッ…」


しゃがんでいたから踏ん張る事も出来ず、スッポリと明智君の腕の中に包み込まれる私。


明智君はそんな私に構う事無く、語った。


「だけどヤキモチ妬いたのは事実だよ。でもオレが1番桃妃ちゃん好きなんだから、他のヤツには負けない」


「………っ///」


ヤバ過ぎです。


ドキドキで心臓が壊れそうです。