だけど……どうする?桃妃ちゃんがまた変な男に絡まれたら。


桃妃ちゃんはこんだけカワイイんだ、こんなに人がいるんじゃ絶対またナンパされちまう。


どうにかして男の魔の手から桃妃ちゃんを守る方法は――――……


「明智君、いきなり黙っちゃってどうしたの………ヒャッ!?」


オレは考えた末、桃妃ちゃんの右手を握る。


桃妃ちゃんの手は柔らかくて温かくて、握ってるだけで幸せな気分になれた。


「桃妃ちゃん、これから手ぇ繋いで動物園回ろう?」


「ええっ!?」


突然のオレの提案に、桃妃ちゃんは全力で驚いていた。