「桃妃ちゃん……顔赤いけど、大丈夫?」


オレがそう言うと、桃妃ちゃんはハッとした表情になる。


そしてオレから離れると、背中を向けて顔を両手で覆っていた。


「桃妃ちゃん?」


「あ…あの……大丈夫だから!気にしないで!!//////」


両手で頬をペシペシして、彼女はまたオレの方を振り返る。


オレの周りにはたくさんのハテナマークがフヨ~ンと浮かんでいた。


「本当に大丈夫なの?」


「うん、大丈夫!!」


なんかやけに力んでるけど………


桃妃ちゃん本人が気にするなって言ってるんだから、いっか。