「うっ…あっ………オ、オイ、ヤベェよ逃げるぞ!!」


片方のナンパ男が青い顔で逃げ出し、もう1人の男の子も猛ダッシュで後に続く。


「見た!?今の!」


「見た!あの男の子、超カッコイイーーー!!」


今のやり取りを見ていた周りの女の子達が騒いでるが、本人はまだ男の子達をお睨み中。


「明智君、あの…」


「大丈夫!?桃妃ちゃん!」


それでも私が呼ぶと、すぐに私の心配をしてくれた。


抱き寄せられてるせいで明智君の体温を身近で感じ、ドキドキが止まらない。


ちゃん付けに戻ったのが少し残念だったのは…不思議だ。