そう言った後、“欲言うなら動物じゃなくてオレに笑いかけて欲しかったけどね”とホッぺをポリポリする明智君。


私の胸に、言い知れぬ痛みが走った。


そういやあ私……明智君に笑顔向けた事、無いかも……


クッキーあげた時は笑いかけた気がするけど、アタック受ける様になってからは………毎回毛嫌いして、邪険に扱ってた。


別に明智君は気にしてないと思ってたけど、そうだよね……好きな人にそんな態度とられたら、私だって嫌だ。


だからと言ってつき合います!とは言えないけど、反省しなきゃな………


「明智君――――……」