なんか並び方はバラバラみたいで私はもちろん咲ちゃんの隣。

体育館につくとなんかジロジロみられてる?

みんな私達を見てヒソヒソとしていた。

ん~なんかやだなぁ。

でもきっとこれは咲ちゃんがかっこいいからだよね!

いや、絶対にそうだ!

イケメンの咲ちゃんの隣に私がいるから私も見られちゃうんだ!

そっかそっか♪

フムフムと一人で納得してると咲ちゃんが不思議そうに私の顔をのぞきこんできた。

『なん?恋華なに頷いとるん?』

『え?咲ちゃんがかっこいいって再確認してたの!』

咲ちゃんかっこいいもんね!

と笑うと照れ臭そうに頭をかいてる。

『恋華に言われると照れるやないか~』

『え~だってほんとだよ?みんな咲ちゃんの事見てるもん』

こんなに沢山…。

周りを見た咲ちゃんは急に不機嫌になってチッと舌打ち。

『なんやみんな恋華の事見てるやないか…。恋華が可愛いからって…』

『ん?なんか言った?』

よく聞こえなかったよ~。