悩み続けてる内に、朝を迎えてしまった。


ふらつく足で学校に向かう。


「おはよー奈津!」


「おはよぉー…」


「ひっ…あ、あんたどうしたの?ちょっとこっち来なさい!」



アッコはあたしを引っ張ってトイレに駆け込んだ。


「髪ボサボサ。目の下のクマ。肌も荒れてるし…」


あたしの悪いところを1つ1つ指摘していく。


「…髪はうちが直してあげる。クマと肌は化粧でごまかして〜……」


「アッコ…ありがとぉ」


「どういたしまして、……で、何があったの?」


う゛っ…!


一番聞かれたくないことを…


「実は…」



あたしは昨日の出来事を話した。


「えぇっ!キスぅ!?」


なんていう反応がくると思っていたあたし。