いつもと変わらない病院。
まずは、彼の元に行ってタオルを返しにいこう。
ちょうど看護士さんが通ったから聞いてみた。
「あ、あのぉ 」
「はい! なんでしよう」
「えーと、この階に私と同い年ぐらいの男の子いますか?」
看護士さんは、少し困った顔をした。
それもそうだ。 この階は、広い
男の子ぐらい沢山いる
だけど、私にはそれが精一杯だった
「え、えーと、特徴を教えてくれますか?」
私は、彼の特徴をできるだけ分かりやすく伝えた
「あ、たぶんそれは菊田くんね 菊田くんは、205よ」
私は、看護士さんに案内してもらい205についた。
コンコン
「はい」
ガチャ
「こ、こんにちわ…」
中は、個室だった。 彼は、本を読んでいた
「あ、こんにちわ 風邪ひかなかった?」