「璃優、好きだよ。」
「…瑞樹…うん。私も好き!」
嘘じゃないよな?
璃優を好きすぎて、アホになりそう。
朝起きて、病院に戻ったんだ。
「おはようございます!」
「おはよう。」
挨拶を返しながら席に座った。
「白井先生」
…?
振り向くと…。
夏井がいた。
「どうした?」
「今日の朝、9時に遠藤が退院しました。」
あ、…遠藤が…。
「そうか。よかったな!」
「はい!それで…遠藤から手紙を預かっているんです。」
夏井は背を向けようとした俺にまた話をかけてきた。
「…手紙…?」
「はい!」
そう言われて、手紙を差し出された。
「…ありがとう。」
受けとると、夏井は戻っていった。
なんだろう?