最近、俺と田中さんで璃優を守りはじめて、遠藤が璃優の前に現れることはなかった。



でも、今日に限って…。


なんで誰もいない日に限って現れるかな…。


「あんた、瑞樹センセイをね!…」



病室の扉に手をかけながら、


「…はい。そこまでな!」


「「…!!」」


二人とも驚いてドアをみた。



「や…瑞樹センセイ…これは…訳があって。ね、安住川先輩!」


璃優は青い顔をしている。


「訳もなにも。すべて知ってるよ?
だから、遠藤も璃優も隠す内容なんてない。」


「…え?瑞樹センセ…知って…?」


「うん。別に遠藤を責めようともしないよ!
ただ俺は璃優を守るだけ。」



すると遠藤の目が見開いて、下をうつむいた。