「ここにいらしたのですね!」
「…えぇ。沙織さんはなぜ病院にいるんです?」
なぜここにいる?
「瑞樹さんのお父様に呼ばれたんです。」
父さんの仕業か…。
「今度また、お食事行きましょう。」
「ええ。そうですね。」
まぁ…困りはしないが。
「あの…白井先生…?」
あ、夏井がいたんだ。
「あ、」
紹介した方がいいのか?
「…」
なんて言えばいい?
「初めまして!私、和泉澤沙織と申します。瑞樹さんの婚約者です!」
「…えっ?」
…言ってしまった。
病院内には知られたくなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…