「遠藤が…。じゃあ、こっちでも対策考えます。」


「あぁ。よろしく頼むな。」


「はい。」



一応、手は打つことになった。


とりあえず、落ち着くかな…。

とおもったら…。



「瑞樹さん!」





フェンスの方を向いて話していたため、

後ろを振り返った。


見ると、
屋上の入り口のところに、

ある女性がいた。


「瑞樹さん!」


彼女は駆け寄ってきた。



まじか…。


「…沙織さん。」



彼女の名前を呼んだ。