「わかってる。璃優がそんなことするやつじゃないって。」

"でも、そんなことより…。先生がもの扱いされたのが嫌だった。"


璃優…

『瑞樹センセイは渡さない。特に貴方なんかに。瑞樹センセイは歌音のだから。』


っと言う言葉をいまだに引きずっているんだ。

もの という意味を。



「…そう璃優が思ってくれるだけで、嬉しいよ!」


笑顔で頭をぽんぽんとして璃優に言った。


"でも…"


璃優の横に座った。


そして、璃優を抱き寄せた。


「璃優。」


驚いてはいるけど、
嫌がろうとはしない。