湯月は澄んだ瞳で僕をみつめ
抵抗はしなかった。


まるで何をしているのか
理解してないようにも思えるほどに。


でもそれでも良かった。


あのときの僕は、きっと抵抗されていたら、無理矢理でも湯月を傷つけていただろうから。


僕らはごく自然に、
とろけあうようにひとつになったんだ。



そして、その3日後に
義母は自宅で首をつって死んだ。



見つけたのは、湯月だった。