『ごめんなさい。』





もっと説明が欲しかった。


それが変わらない答えなら…

……せめて、納得できるだけの
理由が欲しかった……。



あんなに幸せだと思ってた先週までが
まるで白昼夢のように朧気になっていく。




幸せだと思ってたのは
自分だけだったのかもしれない。


俺は何を見ていたんだろうか?



見えていたようで
まるで解っていなかっただけか?



何を信じて、何を疑えば?




悔しさと悲しさとやりきれなさが
身体中を渦巻き、雑巾のように捻り絞られて
いくような気がした。