金曜の夜に彼女に電話をかけ、
彼女の家に向かうのが習慣になっていた。


出逢ってから2ヶ月間
空くことなく続いている。



彼女の部屋で過ごす時間は
とても不思議な心地だった。



あまり口数の多くない…

というか、滅多に喋らない彼女の話す言葉は
いつも簡潔で、最初のうちは彼女の意図をくみ取るのに苦労した。


それでも、その単語に近い会話も
2ヶ月で慣れていったし、

そんな無口な彼女でも
退屈だとは思わなかった。


僕にだけなついてるようで
特別な幸せみたいなものさえ感じていた。