「鋼牙~お前って2組だろ~?」

「ん?そうだけど」

「ふ~ん・・・」



なんだ?透馬の奴・・・

いつもはもっとハイテンションなのに、いや

ついさっきまでハイテンションだったのにどうしたんだ?

まぁいいか。

透馬は昔から言いたいことはハッキリ言う奴だから心配する必要ないし。

「お~い鋼牙ー。俺行くわー」

そうだった。透馬の教室は2組よりもだいぶ手前にある。

「おう。じゃあな」

そう言って俺は透馬に別れを告げ、2組へと足を進めた。

・・・邪魔だ。

さっきからずっとウザい女子が俺の後についてきている。