美玲が指をさした先はちょうど学校の陰になるところだった。
そこではカツアゲにあっているうちの生徒がいた。






「よし、美玲行くぞ!」




「りょーかい!」






俺たちは一斉に走り出した。






「おい、なにやってんだ!」






俺たちが声をかけると
カツアゲ犯はすぐにいなくなった。




「…1人?単独犯か」




「大丈夫?」





美玲が被害にあった男子に声をかける。
さわやか系の男子だった。
こいつが…?