俺はこの意味わからない気持ちを奥底にしまうことにした。



「ただいまー」


「あ、草太おかえりー」


いつも通り美玲の声が返ってくる。
なぜか安心してしまう。



「おうっ草太、さっきぶり」



そこにはさっき会ったばかりの直也さんがいた。

「あ、直也さん、また会っちゃいましたね!」



へらっと笑う。
これは俺の特技かもしれない。


「草太、先生が学校しまるからもう帰れだって!せっかくだし三人で帰ろー」



無邪気に笑ってる美玲。
直也さんは二人で帰りたいよな
ここは空気よもう。


「いや、俺用事あるから先帰る。
直也さん、美玲また明日」


そのまま保健室を出てきた。
いい。それでいい。
俺はなにも間違ってねー。
俺は事件に集中しよう。