「草太、恋愛って自分でコントロールできるもんじゃねーんだよ。
草太が美玲ちゃんにしたことも、頭より体が先に動いたってこと」




拓海が真剣な顔で話す。
なんか俺より大人だな




「頭より体が動いたって…俺は美玲に恋なんてしてねーぞ?」


あいつは親友だし。



「ふっ、お子ちゃまな草太にはまだ早い話だな!」



と、俺を鼻で笑いながら言った。
うわ、むかつく。


でも、俺にとって美玲はずっと親友。
そういう意味で一番大切な存在なんだ。