「神崎さん、ちょっといい?」
隣のクラスの人だ。
「あ、はいー。」
「キミに用事がある。ちょっとついてきてもらっていいかな?」
「あー、別にいいけど。」
適当に返事しておいた。
確か高橋岳って人だっけ。去年委員会で同じだった人だ。
「あー、みんなごめん。なんか用事があるらしいからー。
流星、お前帰ってきたらお仕置きしてやるからなーw」
「…。」
「流星くんどうかしたの?」
優香が言う。
「あ、いや、別に…」
「もしかしてお前、絵梨香が告られるか気になってんの⁉」
桐谷悠がまたまたクールに言った。
「へっ⁉告白なんですか⁉」
優香が驚いた。この人はすこし鈍感なところがある。
「当たり前でしょ。呼び出しだよ?優香は鈍感すぎ。」
紗理奈は結構言うタイプだ。
「高橋と絵梨香が付き合ったら…ヒューヒュー!でも流星と破局に…」
修二はやっぱりお調子者だ。
*ここから先、セリフの前に人の名前をつけます。*