「「お邪魔しまーす♪」」




大きくて静かな家に


私を含め、3人の声が響いた。




「何でヒロはそんなに
 ハイテンションなんだよ」




その後に続いて、


程よいアルトの声が響く。


奏さんだ。




「久々に奏の家に来たし
 実羽ちゃんもいるし~」




「はいはい…。
 どうぞ実羽ちゃん、上がって?」