李斗先輩は花菜先輩を置いて先に帰ってしまった。

おいおい。それでも彼氏かよ。

何て思ってみる。


「えへへ。花菜たち別れちゃった♪だから好きになっていーよ。んじゃ頑張ってね」


明らかに今までとは違う態度だった。

でも単純な私は素直に喜んでしまった。

もう、何か月も話していない好きな人。