「ゴメンなさい。別に面白がってる訳じゃなくて。」

だったら、何なんだよ。

「何しに来たんだよ。」

「だから、お見舞いって言うの?昨日倒れたし、心配だったから。」

頭、おかしいんじゃないのか?

だからってココまで来るか、普通。


「あ、ココなんで分かったんだよ?」

そうだ。僕は特別病棟に居るなんて一言も言ってない。

「先生に聞いた…それと、雪兎と一番最初に会った夜の事覚えてる?」

最初に会った夜?あぁ、おとついのか。

「あの夜がどうかしたのか?」

「燐が、ココに君を送り届けたのよ。覚えてない?」

燐……あ、銀髪で目立ってたヤツか。そう言えば……


あ、じゃココに来たのはその夜の事を聞きに来たのか。

だよな。じゃなきゃ、こんなところにまで来ないよな。