本当に食事だけとは、母は何がしたかったんだろう。

食事を終え、各自の部屋に戻った。

ちなみに雪兎は私の隣の部屋にいる。


コンコン―――――

部屋の扉がノックされる。

「優月、少し散歩しない?」

その声は、お母様。


外は、月が輝く夜空。

何処に行くんだろう。


「はい。」

母に聞いておきたい事が山ほどあるから

ちょうど良かった。



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母が連れてきたのは、庭にあるrosegarden。

丁寧に育て、毎日声を掛け

まるで我が子の様に、世話をした

いろいろな種類の薔薇が季節を問わず咲き誇っている。