「椎名くーん!!」




あたし、宮野 志穂。




そしてあたしの前方にいるのは。




あたしの好きな人の中川 椎名くん。





あたしは椎名くんの近くまで小走りで近づいた。




「げっ…」





あたしをみるなり顔がげんなりする椎名くん。





そんなに嫌そうな顔をしなくてもいいのに…。