ジョーは考える事が好きだった
毎日何かを考えていた

いつもの様にジョーが机に向かって考えていると
いつの間にかあたりは白くなっていた
「ははーん、白の部屋か」
ジョーは慣れた感じで部屋の隅に向かって歩きだした
部屋の隅まで来ると床に手をつき
「確かここら辺にドアが・・・」
無かった
いつもはそこにあるはずのドアがそこには無く
あるのは白い床だけだった

ジョーは考えた

気が付くとあたりは黒くなったていた
「ははーん、黒い部屋か」
ジョーは慣れた感じで部屋の中央に進み
そこにある梯子を上り始めた

梯子からはココアの香りがしていた

気が付くとあたりはココア色になっていた
「ははーん、ココア色の部屋か」
ジョーは床に座り目を閉じた

目を開けると目の前に机があった
ジョーは考えながら眠っていた

目覚めるとお祖母ちゃんは死んでいた

「そうだったんだ・・・」
ジョーはつぶやき
また目を閉じた