1時間くらい無言が続いた…
いきなりバキッ。


諒の方を見ると、諒の携帯が真っ二つになっていた。

「あんた、なんしてん?」

びっくりした。

「なんしてんやろな?」

二つに割れた携帯を見つめ笑いながら言う。

「あほやろ?」


「携帯って便利やけど、ある意味だるいよな?」

「なに急に?」

「喧嘩の原因なるのもこいつのせぇやし、不安になるのもこいつが鳴るたび不安になって心配なるやん?だからうざいな思って。」


「でもないと不便やん。」

いかにも萌が不安になり心配になったみたいやんかぁ…


「不便かもしらんけどな。」
「携帯もぅもたんの?」

「萌の春休み終わるまで持たん。萌おるし携帯なんか必要ないやろ?だから春休み終わる前の日携帯買いについてきて?」

「うん。わかった。」