「俺はお前とおりたいんやって。」

「ならコンビニ行ってくるから家おって…」

コンビニを口実に帰るつもりやった。

「なら俺も行く。」


「待っててや?すぐ帰るから。」


「ならカバン持って帰っとく。だってそのまま帰りそうやもん。」

っとカバンを取り上げた。

「買い物行かれへんやろ!」

「これで買ってこいや?あとこれと。」

萌のカバンから携帯と諒のポケットから5千円を萌に渡した。


カバンなくても帰れるし。っと思い諒と別れまずコンビニに寄った。

電話がなる…

誰この番号??

「誰?」

「誰ってなんや。登録されてないんや。」

「だって丸一日一緒やし、登録し忘れてた。」

諒だった。

「ちゃんとコンビニついた?」

「うん、ついたよ。」

「たばこと、お茶買ってきて?」

「うん、わかった。」

「おぅ、頼むなっ。」

「うん。んぢゃぁ。」


「……」

「ん?切るよ?」

「いや。お前が帰ってくるまで切らん。」


「なんでよ?」

「帰るから。」

…なんでわかったんよ。

「でも今日は帰る。ごめんな。」

電話を切り買い物を済ませてコンビニを出ると…


「やっぱり帰ると思った。」
諒が立ってた。

素通りした…

「おい。無視すんなって。帰るぞ。」

諒は、萌の腕を取り力いっぱい掴み引っ張り歩く。

「いたいって…」

諒は、無言で家に向かう。マンションの下にはまだ、女が居る。

諒は、その女も無視し萌を掴みエレベーターを乗り家の中に入る。

「もぅ離してよ。」


「ごめん。」
諒が腕を離す。
諒の掴んでいた腕が赤くなっていた。