適当に話を流してると


―ピンポン―

ナイスタイミング!!

ピザ屋がピザを持ってきた。


二人でピザを食べてると…

｢なぁ明日から普通に休みやろ？｣


｢そやで!!入学式まで休みぃ〜｣

萌がダブルﾋﾟｰｽをしながら言う。


｢なら今日も泊まれば？｣

｢なんでよ？今日は、帰るよ。｣


｢なんでって、一緒におりたいから。それじゃあ理由にならん？立派な理由やと思うやけど？｣


｢立派な理由やけど…｣

｢やけどなんや？なんもせぇへんから…｣

萌も一緒に居たかったが一緒に居れば居るほど諒を好きになってしまうのが怖かった。

でも自分の気持ちを優先することにした。
好きになる前にﾌﾞﾚｰｷをかければいいやろ。

｢もぅわかった。おかんに連絡は入れとく心配してたらあかんし。｣

｢春休み終わるまで泊まる言ってな？｣

｢そんなん諒にだって仕事あるし萌一人なるやん？｣

｢一人いやか？なら俺も萌の春休み終わるまで仕事休む｣


｢なにゆってんの？社会人がっ。｣


｢おねがい。仕事ちゃんと行くからおねがい。｣

諒には、弱い…

萌は、携帯を手に取りおかんに電話した。