「照れてるん?」

「照れてないし。ばか」


「ばかぁ?あほやけどばかではない。あららぁ照れちゃって。ってか、たつに男今いらんゆうてたん本間なん?」

「なに?いつ?」

「カラオケでゆってたやん?たつにバリ詰められてた時。」

そぅいえば言ったようなでもあれは、断る口実みたいなもの…

「うん、今はいらんかなって」

諒には、断る口実なんてゆわれへんかった。たつは、諒の友達やし変な噂が立つのはいやだった…


「そうかぁ…その気持ち俺じゃあ変われへん?」


「またぁ〜そんなん言って萌の反応を見て楽しんでるんやろ」


「本気やってまぢで。」

諒は、真剣な顔で萌に言う。


いつからか恋愛に臆病になっていたんだろ?…

人を疑いから入ってしまうのは、なぜ?

特に男の人の言葉、行動何一つ信用できないのは、なぜなんだろう。

恋愛するのは、馴れているはず…

裏切られるのも、馴れているはず。

でも実際は馴れてない。

今まで裏切られた子は、裏切られたり傷つくのは、馴れてると言うがそれは、自分への慰めなのか…?


周りへの強がりなのか?


心から信じていた相手に裏切られると誰だって辛い…


だから萌ははじめから信じる事を止めていたのだ。
裏切られるのが怖いから…