「俺は、下で寝るから萌ベッドで寝て?」


「いや萌が下で寝ますから。諒君は上で寝てください。」

「なら上で一緒に寝ようか?」

「っえ?」

「嘘、嘘俺は下がいいねん。」

諒君は、カーテンを閉め外から入ってくる光をふさいだ。

萌もベッドに入り、目を閉じた。


「なぁ起きてる?」


「起きてますよ。」

目を閉じたまま返事をした。

「いい加減敬語やめてくれへん?タメ口まじりの敬語って。なんか敬語って距離感じるやん。だから敬語禁止。諒君ってのも禁止君付けは、やめて」


諒君が言う。


「わかった。ならバンバンタメ口で…」

っと眠気がピークだったのか、話している途中で寝てしまった。