諒君は、また歌い出した。

諒君が歌ってる間みかとなおきと話をしていたら

「ここいい???」

声をかけてきたのは、諒君と同い年のたつ君だった。

せっかく諒君の近くやったのに…
っと思いながらも

「どうぞ」

っと少し横につめた。

「ありがとう。萌ちゃんやんな?」

たつ君は、言う。


「はい。なんで知ってるんすか?」


「可愛いし有名やで。」

「めっちゃよいしょしてますやん。」

萌が笑いながら言う。


諒君の歌が終わる。


「生と酎ハイ頼んで。」

諒君がたつ君に言う。

たつ君は、言われた通り席を立ちインターホンへ。

諒君が萌の横にぴたっと座る。


「あいつうざかったら蹴り飛ばしていいで。」
あごでたつ君を指す。

「蹴りとばしてくださいよ。」

萌も笑いながら言う。


たつ君が注文を終え戻ってきた。

「諒横にのいてや。」

「なんで?」


「萌ちゃんと話ししたいから。」


「理由になってないからむりやな。」


「みかちゃんちょいつめてや。」

みかは、たつ君の言う通り席をつめた。