「すみません。山本雄大って人入院してますか??昨日救急車で運ばれてきたはずなんすけど……」

息をきらし受付の人に訪ねた。


「山本雄大様は、5階の522です。」


まぢ???本間に入院してんや。

「ありがとうございます。」

エレベーターを待っていたが来るのが遅い。

階段で5階までダッシュした。


522……522……

あった……


病室をノックすると、女の人が出てきた。


「あの先生は??」


「雄大の生徒さん??」


「っあ!!!はい。一倉萌です。」

「あなたが萌ちゃんね??雄大からあなたの話聞くよ。」

「あぁ……はい。」


「私山本先生の恋人やで。萌ちゃん達が卒業したら結婚する予定やったんやけどね」


予定????


「そうなんですか。あの先生に会いたいんですけど。」


「っあ!!入って。」

中に入った。


「やっさん!!!なに入院してんの??」


萌は、いつもの元気な声で先生に声をかけた。

「っえ???誰???」

………なにゆうてんねん。


やっさん????

萌やんか。