教室へ向かう階段


「っあ!!萌ちょっと職員室行ってくる。先教室いっててや」

みのると別れ職員室に向かった。



「やっさんー。おはよ。」


「おはよ。今日萌早いやん???」


「当たり前やん。そややっさん萌やっぱ高校行きたいんやけど、間にあうかなぁ???」

やっさんは、びっくりしていた。


「おっ。ほんまかぁ!!間に合うよ。どないしてん??ずっと行かん行かんゆうてたのに。」


「みのるに先走って社会に入らんでいいやんゆわれてん。しんどい方選ばんでえぇやんゆわれて納得したんよ。」


「全く同じ事先生萌にゆったやん。」


笑いながらやっさんが言う。


「っあ!!本間??聞いてへんかった。」


「んなら放課後もっぺん話しよか。黒板のよこにいろんな学校のパンフレットおいてるから目通しとき??」


「わかった。やっさんありがとう。」

っとお礼を言い職員室を出た。


教室に続く階段をダッシュでかけ上がって教室へ入った。


黒板の横ゆぅてたなぁ。


これか??

本棚みたいな小さなケースにいろんな学校のパンフレットが並んでいる。


「一倉さん。授業始めるよ。」

野上先生理科の先生。


「ちょいまって」

っとパンフレットをガサッと手に取り席についた。