それを見た瀬戸君はハァッと大きくため息をつく。


「…めんどくせ」


それだけを呟いて、上着を羽織ると瀬戸君は部屋を出て行ってしまった。


それはこっちの台詞だよっ!!


熱い…

顔が真っ赤になる。


「…ったく、そんなんじゃここで暮らせないぞ」


隼人があたしのおでこを指でつついた。


「だってえ…」


男の人のハダカなんて普通に見てられないよっ。


女の子とは全然違う…


細いのに腕はしっかりして逞しくて…


ってあたし何思い出してんのよっ!!


「~~っ!!」


涙が出そう…

恥ずかしすぎる!!