陽気に微笑む男の姿。
「…死んだかと思ってたよ」
「ちょっと、隼人!!何いきなり失礼なこと言うのさっ」
その奥に、俺と歳がさほど変わらない男が三人。
暗闇にいたから部屋の明かりで目がくらんでしまう。
ここは…一体?
俺は何して…
必死に考えても、公園にいたところまでしか思い出せなかった。
とにかく…起きなきゃ。
体を起こそうと、両腕に力を入れる。
ズキンー!!!
全身に電流のような痛みが走った。
「っぁ!!!!」
たまらず俺は体を震わせる。
「まだ治りきってないんだから、動いちゃダメだよ。それに君、熱もあるでしょ」
最初に俺に声をかけた大人の男が、そう言って俺の額にタオルをあてた。
「……」
ここは…どこなんだ
こいつらは…誰なんだよ……
警戒心にも似た恐怖を感じる。