「「えーっ」」


叫び声を合図にまた口論が始まる。


あぁあ…もうどうしたら…


なんて考えていると


「ひゃ///」


首にふわっと息がかかって体が身震いする。


「ほんと…あいつら飽きないよな」


だるそうに後ろから抱きついてくるのは


「ゆ、ユキ君…///」


あたしに抱きついたままケンカの様子をボーッと眺めるユキ君。


ち、近いっ////

こっちの方がやばいって////


慌てて手を押し返そうとするけど動かない。


どうしようっ////


あたふたしていると


「ってユキ!!てめー!!」

「いつの間に」


あたしとユキ君に気づいた3人がこちらに猛ダッシュしてくる。


「莉子から離れろっ」


「っせえな…」