隼人があたしが隼人の体に回していた手をどけた。 そして、距離をとった。 少し離れただけなのに、ずっと距離が遠くなった気がした。 それは…心の距離。 「わかったから…ここからは俺に言わせろよ」 ドクンーっ 心臓が壊れそうになる。 隼人がゆっくりと振り返る。 そこにあったのは… 「ばーーーーか」