蓮たちが付き合い始めたと学校中にはすぐ知り渡った。

そのため、蓮が冷かされているところを何度か目にした。

今の、私にはあの二人を見守ることしかできない。


「蓮~。今日もラブラブしてんじゃないわよ(笑)」

「してねぇよ。」

蓮とはいつも通りに接した。

自分の気持ち押し殺すのに精一杯だった。


その日から、私は蓮としずくカップルの冷やかしをがんばった。