「お願い…、だめなの? 前もあったよね…。隼斗が夢でうなされたこと。もしかして、前と同じ夢…」 「お前がいなくなる夢だ」 「あたし…が、いなくなる?」 ほら、その真っ暗な顔をさせたくなかったんだ。 「昨日の夢は、奏未の写真の夢。 クリスマスの日、お前にメールをした女の机から、 奏未の隠し撮ったような変な写真が二枚、その女の机から見つかった…」 「そ…うなの…?」