「あ!」
あたしは思わず言ってしまった。


「悠亜の彼氏かよ!!」


「やべーよ!」

3人の男はそういいなが言ってしまった。


あたしは、状況を理解していない。



けれど、今目の前にいるのは……………。




先輩だ。

どうして、先輩がこんなところにいるの?



あたしの中には?がたくさん浮かんだ。


「ぜってー、こーなるって分かんなかったのかよ…?」

突然の先輩の言葉に一瞬ビクッとする。

あたしは自分の今の状態を今さら理解し………。

とてつもなく、恥ずかしくなって。
さっきまで、全く動かなかったはずの体を一気にお越し………。

脱がされた全てを持って端に隠れた。


「全部着たら呼べ。」


先輩はそう言って、後ろを向いた。



あたしはまた涙が出てきて
着替えながら声を上げて泣いた。


悔しくて、悔しくて、

その時、先輩の一言が、頭をよぎった。

『ぜってー、こーなるって分かんなかったのかよ…?』


本当だよ。


ただただ浮かれてて、
それだけで男について行って…。


バカすぎる自分が、本当にうざいって思った。




!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


真矢は?


確かあの時トイレ行くって…。

真矢!真矢を助けに行かなくちゃ!!



あたしは全部着終えて、走り出した。



「おい!!待て!!待てよ!!」



走り出した瞬間、先輩の大きな声が響き渡った。

足を止め、振り返ったあたしのところに先輩が小走りで来たかと思うと、



ぎゅっ


先輩はあたしを力いっぱい抱き締めてきた。


あたしは、頭が真っ白になり、


「せん…ぱい?」


としか言うことができなかった。