姫瑠…


俺は立ち上がってベッドのカーテンを開けた


カーテンを開けたシャーっという音で

姫瑠の身体がピクッと動いた


「ひーめーり」



姫瑠がゆっくりこっちを向いた


「あ…!高瀬先輩だったんですか!」


うん…そうだよ

てか…また高瀬って呼んだな…




「姫瑠どうしたの?」


「えと…クラスの男子がぶつかってきて
 転んじゃって…足首痛いんですよ」


姫瑠の足首を見ると青く腫れていた


「大丈夫?」


「はぃ!!」




姫瑠はいつもの笑顔で笑ってくれた