私は勇気を振り絞り
「あのね、華八女―――、春斗がずっと前から好きだったの。」

しばらく沈黙が渦巻き、春斗は、

『俺は、華八女が好きだけど、恋愛感情じゃないんだ、別に嫌いってっ訳じゃないし、俺今好きな人居るから―――、ごめん』
そういわれると、私はつい
「わかったよ―――、もう行っていいから」
と冷たく言ってしまいました。
涙を必死で我慢し、女子トイレへ走り、
友達の声が聞こえたので、涙を拭って、
友達のところへ走り、笑顔で必死に話をしました。
友達には、そんな弱い自分を見せたくなかったので、必死で、必死で
誤魔化していました。

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告白して以来、春斗とは喋らなく、気まずくなってしまいました。
すれ違うたび、あのときを思い出し、
自分から避けるようになってしまいました。